払ったお金が返ってくる!「過払い金請求」の流れと手続き

「過払い金」は、返済していた借金が、法律で決められた金利よりも高かった場合に発生する、「払い過ぎた利息」のことをいいます。

この払い過ぎた利息を取り戻す手続きを、「過払い金請求」といい、近年はテレビCMなどメディアでも取り上げられていて、一般的に認知されていますが、実際に返還するまでの流れは知らない人も多いでしょう。

面倒な手続き・・・というイメージでおっくうになり、せっかく取り戻せるお金を無効にしてしまう人もいますが、最後の取引日から10年以内であれば、過払い金を返還してもらえます。
本来、払う必要のなかったお金です。前向きに返還を検討するべきでしょう。

今回は、過払い金を請求するための流れや、具体的な手続きの方法について、わかりやすくお伝えしていきます。

過払い金請求の流れ

最初に無料相談を利用する

過払い金があるかもしれない・・と思ったら、はじめに弁護士事務所等がおこなっている「無料相談」を受けてみましょう。
ほとんどの弁護士事務所で、気軽に相談ができる無料相談窓口を設けていますので、利用するといいでしょう。

貸金業者との取引期間や金額などから、過払い金の請求が可能かどうか判断してもらえます。
しかし、昔のことで正確に覚えていないことも多いでしょう。その場合は、弁護士に依頼すれば詳しく調べてもらえるので安心してください。

弁護士と委任契約を結ぶ

相談の結果、過払い金を請求することになったら、弁護士と委任契約を結びます。
完済した借金ではなく、支払っている途中の借金の場合は、一旦支払いを止めるために弁護士が貸金業者へ「受任通知」を送付します。
この通知によって、貸金業者からの借金の請求はストップし、支払いも一時停止になります。

取引履歴の開示請求

弁護士は契約と同時に、各貸金業者へ「取引履歴の開示請求」をおこない、取引履歴書をもらいます。これは、債務者が貸金業者に、いつ、いくら借りたかまた、いつ、いくら返したかなど、過去の取引が記録されている書面です。

この履歴を基に、弁護士は「引き直し計算」をします。
過去に高い金利で支払った利息を、正当な金利(15~20%)に計算しなおす作業で、
この計算で、過払い金の請求額を決定します。

貸金業者によって、取引履歴の開示にかかる時間は異なり、1ヶ月前後~長くて3ヶ月ほどかかります。

過払い金の請求書を送付する

引き直し計算で過払い金の請求額が決定したら、「過払い金返還請求通知書」を各貸金業者へ送付します。

貸金業者との交渉

過払い金の返還請求通知書が届いた段階で、弁護士は貸金業者と電話や書面で、返還金額、返還日など具体的な交渉を開始します。

貸金業者が問題なく請求に応じ、過払い金が返還されたら弁護士と貸金業者の間で合意書を交わし、手続きは終了となります。

一般的に、過払い金返還手続きに必要な期間は3ヶ月~半年ほどです。

返還に応じないときには裁判をおこなう

しかし、最近では、過払い金請求をおこなう人が増加していることもあり、請求額した過払い金額を100%返還する貸金業者が少なくなっています。
請求した金額の70%~50%、場合によっては50%以下しか返還しないという貸金業者もあります。

交渉をしても貸金業者が返還に応じない場合や、返還金額が著しく少ない場合には、裁判に持ち込むことになります。

過払い金の金額が140万円以下の場合は簡易裁判所に訴訟し、140万円超えの場合は地方裁判所に訴訟します。
裁判は公開の法廷でおこなわれますが、依頼人である債務者は出頭することはまずありません。
すべて弁護士に任せておけば大丈夫です。

裁判で判決が出ると、貸金業者が支払いに応じ返還金を支払います。
万が一、支払いを拒むようなケースでは、「強制執行」の手続きをとる必要があります。

裁判になった場合は、返還までの期間は請求手続き開始から、6ヶ月~8ヶ月ほどかかります。

「過払い金請求」は生活に影響するか?

完済済みの借金であれば問題はない

過払い金請求をおこなう借金が、すでに完済したものであれば、過払い金請求をしたことでブラックリストに登録されることもありませんし、勤務先に知られることもありません。
現在利用しているローンやキャッシュカードが使えなくなるなどの心配は要りません。

返済途中の借金の場合

返済中で残金がある借金に、過払い金請求をおこなう場合、過払い金で借金を全額返済できるケースでは、ブラックリスト(個人信用情報機関)に事故登録される可能性はまずありません。

しかし、過払い金では借金の残金を完済できない場合は、「債務整理」と同様になるため、
ブラックリストの登録は避けられません。

まとめ

  • 1. はじめに弁護士の無料相談を利用する
  • 2. 依頼した弁護士が「取引履歴」に基づいて過払い金請求額を算出
  • 3. 過払い金の請求
  • 4. 業者が応じなければ裁判になる可能性もある
  • 5. 完済済であれば、過払い金請求は生活に影響はない

過払い金請求手続きは、弁護士に依頼してしまえば、全く手間はかかりません。
また、完済済みの借金であれば、請求したことで生活に悪い影響が及ぶことはありません。

払う義務のなかったお金は返してもらうべきです。
ご自身に、過払い金の心当たりがある場合は、早急に無料相談などを活用して調べてみましょう。

貸金業者も会社の財源には限りがあります。過払い金の支払いで経営状態が悪くなっていけば、返還される金額も少なくなります。請求は早めにおこなうことが肝心です。

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